薬師堂は三間仏堂です。
三間仏堂とは、正面が三間、側面が三間か四間で、側柱が四本を基本とする寺院建築です。
以前、薬師堂の調査に来られた大宮郷土史研究会・青木義脩顧問の講演会がありました。
テーマは「さいたま市とその周辺の三間仏堂」
さいたま市域には多くありますが、側柱が円柱になると6棟しかありません。
建立時期が18世紀後半にほぼ限られ、他とは少し違う何らかの由緒ある仏堂。
例えば札所、内外からの信者が集まる歴史的事象に関わる仏堂などです。
薬王寺の薬師堂は円柱です。
創建は1348年と伝わり、1757年に再建されています。
古跡薬師順礼札所、薬師坂東三十二ヵ所第四番の札所として信仰を集めてきました。
なるほど「だからわざわざ調査に来たのかー」と今さら思った私です。
写真を交えながらの建築説明だったのですが、入母屋造・三手先・頭貫・木鼻などなど難しい言葉が・・・
何度か「わかりますよね」と言われていましたが、「う~ん(-_-;)」という感じ、情けない😖
そんな中一番印象に残っている内容は、柱の母屋は円柱、戸当たり部分などは平面(太鼓胴・写真右下)、床下部分は8角形。
見える所はキレイな円柱、太鼓胴は少しでも太く見えるよう人の目の錯覚を利用した造り、見えない所は8角形のままでいい!!
昔の人は「無駄なことはしない」だそうです。
全てが手作業でほぼ完璧、地震が起きても倒壊しない、すごいの一言です。
私の知っていることなどは氷山の一角、ちょっぴりです。
不明なことが多い薬王寺、どんなことがわかるのか、知ることができるのか、わからないことを調べたり、これからが楽しみです。😃🎶
*講演会の資料を参考にさせていただきました。
祭礼日、時間などは「薬王寺円空仏像」のタイトル記事に載せてあります。
読んでいただきありがとうございます。😊
薬王寺(さいたま市見沼区)公認ブログ
薬王寺が好きでボランティアをしています。 円空仏像の拝観は祭礼日となりますので、遠方の方はなかなかお越しになれないと思います。 ブログで少しでもお伝え出来ればと思っています。 円空仏像に興味がある方、ボランティア募集中です。 (^^)人(^^)
0コメント